お知らせ

2024.08.11

災害に備えましょう(防災用品の備蓄)

 宮崎県沖で8月8日に発生した地震を発端として、南海トラフ巨大地震注意が発表されています。想定震源域からは外れますが、8月9日19:57には、神奈川県を震源とする地震も発生しました。 この状況で、「災害への備えを再確認すること」が求められています。

防災用品(食料・飲料水)の備蓄について

 防災用品の備蓄は、従来3日程度を目安に準備するように言われてきましたが、広範囲に大規模な災害が発生すると、支援が届くまでに相当な時間を要することがあり、近年は7日分を目安に準備することが推奨されています。

政府広報オンライン 災害に備えた家庭備蓄のポイント

https://www.gov-online.go.jp/useful/202407/video-286084.html

家族構成(人数、年齢、ペットの有無)などから必要な災害備蓄内容を調べられる「東京備蓄ナビ」3日分の備蓄が表示されます、必要な日数に合わせて備蓄量を考えましょう。

https://www.bichiku.metro.tokyo.lg.jp/

無印良品 「くらしの備え、いつものもしも。」災害の備え方から、災害発生時の行動、そして備蓄を生かして7日間を生き延びる方法などがわかりやすく紹介されています。

https://www.muji.com/jp/feature/559811/pdf/itsumo-moshimo.pdf

備蓄場所について
災害用備蓄は、いざという時に取り出せないと役に立ちません。また、1箇所にまとめておくと、その場所が倒壊や水害の被害を受けると備蓄が取り出せなくなったり、使えなくなることがあります。分散することにより備蓄への被害を限定的なものにすることができます。

物資別保管場所

食料品・飲料水:台所近くの保管場所で、古いものから使い、新しいものを補充する「ローリングストック」により、賞味・消費期限切れを防ぎならが、保管できます。

すぐに必要なもの:懐中電灯や非常持ち出し袋など、避難時にすぐ持ち出す必要があるものについては、玄関の周辺など取り出しやすい位置が適しています。

食品以外の物資:物置や車内に保管できるものについては、物置や自家用車の中に保管することで、災害時にも取り出しやすく、屋内の保管スペースも最小限にできることがあります。収納場所がない、家族人数が多く備蓄品が増える場合などは、トランクルームなどを利用する方法もあります。

水の保管について

 巨大地震注意が発令された影響で、一部商品が品薄になっているようです。備蓄用の飲料水はペットボトルなどの空容器(もちろん洗浄して)、空気が残らないように水を入れて、冷暗所(光が当たらない、なるべく涼しいところ)に保管することで、2週間は塩素濃度が水道水の基準を保ち、細菌の増殖なく保管できるとのことです。

磐田市が水道水保管の実験結果を公表しています:リンク

 なお、飲料水が保管期限を過ぎて飲料水としての使用がなくなっても、生活用水として使うことができます。
 生活用水(洗浄や清掃、トイレなど)は、大量に必要です。風呂の水を溜めたままにしておく、バケツや容器に水を溜めておく、雨水を溜めるタンクを設置するなど、水の確保を日頃からしておきましょう。夏場なので、子供が遊ぶビニールプールも水を溜めておくのに使えますね。